熟年離婚との相関関係

近年は50代や60代の熟年離婚が増えてきています。その原因の一つとして更年期障害が起きた時の男性の対応のまずさがあります。男性が女性に対して適切な対処をしていれば少なくとも離婚に至るということは無くなるでしょう。ここでは更年期障害と熟年離婚の関係性について紹介しますので、男性はよく理解しておいてください。

更年期障害は女性にとってつらいもの

更年期障害のつらさというのは経験したことが無い人に取っては全然理解できないものです。妻が更年期障害によって家事ができなかったり、欲になっているという状態は夫から見るとサボっているように見えてしまうのでしょう。自分ではどうにかしようと思っているのですが、更年期に起こる不調によって出来なかったりします。

そういう状態の時に夫から叱られたり苦言を呈されるのは妻にとってとてもつらいものです。こういう言葉を聞くと妻はさらに症状がひどくなることがあります。

熟年離婚は妻から三行半を突きつけるパターンが多い

夫の更年期障害に対する無理解が原因となって、離婚をするケースも多いです。夫婦で更年期障害を乗り越えられると一番いいのですが、そうではないということです。今まで妻は不満をため込んで我慢していたのですが、更年期障害によって我慢することができずに一気に爆発してしまうことによって離婚に至ってしまいます。

熟年離婚の大半は妻から離婚届を出すというパターンが多く、夫は何で離婚するのかわからないというのが一般的です。夫としては離婚したくないのですが、妻は離婚したいということで家を出て結果的に別れてしまいます。

更年期障害について夫が理解する

熟年離婚を防ぐためにはまず夫の方が更年期障害について正しく理解することが必要です。妻が更年期障害になっているのであれば、優しい気持ちで接してあげるだけで、少なくとも妻から離婚を告げられることは少ないです。日頃から夫婦間のコミュニケーションが取れていればお互いの体調の異変が分かるでしょう。

若い年齢でも正しい知識があれば怖くない

更年期かもと思うことは?

40代を過ぎてくると更年期について少しずつ気にしてくるのではないでしょうか。40歳を過ぎたころから生理の周期や量に対して変化が出てきますし、それに伴って心身にさまざまな影響が出てきます。そういうことから、更年期ではないかと自覚していきます。

いきなり45歳頃から更年期に入るのではなく、35歳前後からプレ更年期と言って更年期に入る前にそれにに似た症状を訴える時期があります。閉経と関係ない若い人であってもストレスなどで閉経が止まってしまう更年期特有の症状が出ることがあります。そのことを若年性更年期といい、そういう症状を抱える人も増えてきています。

更年期について正しい知識を持つ

更年期というのは45歳頃から徐々に迎えるようになってきます。その症状には個人差があり、対処法も人によって異なってきます。実は更年期障害だと思っていたものが、がんなどの大きな病気につながるということだって十分にあり得ます。

更年期が来る時期というのはある程度分かるでしょうから、それまでに更年期でどういう症状が起きて、それの予防方法があって、普段からどういうことに気をつけて過ごしていけばいいのかなどの正しい知識を身につけておいたほうが何かと役に立ちます。

更年期に入って何か症状が出てから焦るのではなく、事前に情報を仕入れておくと落ち着いて対処することができます。更年期と言えば暗い気持ちになりがちですが、更年期についての正しい知識を身につけておけば前向きに過ごせるのではないでしょうか。前向きに過ごして更年期を乗り越えていきましょう。

40代以降で原因不明の症状が出てきたら

更年期障害の症状のパターンは多数ある

更年期に起こる症状と言えばホットフラッシュと呼ばれるのぼせやほてり、多汗といった症状や、睡眠障害、イラつきなどは代表的な症状になりますので、更年期障害ではないかというのはわかりやすいです。しかし、肩こりや腰痛、疲れなどの症状は更年期でなくても身近に起こることですので、更年期が原因だというのはなかなか気づきにくいです。

更年期特有の症状はパターンが多数ありますので、40歳を過ぎて原因不明の症状が出てきたなあと思ったら更年期障害だと思って、婦人科などにかかってください。確かに数年ぐらい我慢すれば収まるので、婦人科に行くのを遠慮する人もいますが、大切なのは自分の体ですので遠慮せずに病院に行くべきです。

更年期障害かと思ったら別の病気という可能性もある

更年期に入ると子宮がんや乳がん、骨粗しょう症、高脂血症、心筋梗塞などの病気のリスクが高まってきますので、自己判断で更年期障害だと決めつけるのはやめておきましょう。更年期障害だと病院に行かずに気合いで乗り切るという人も中にはいますが、つらいのであれば病院に行ったほうがいいです。婦人科でも更年期外来を専門に行っているところであれば、トータルで診察してくれますので安心してください。

この不調が更年期が原因となっているのか、別の原因があるのかというのを区別しないといけません。更年期が原因であれば血液検査で女性ホルモンの量が減少していることで分かります。更年期以外が原因で対処できないのであれば他の病院を紹介してくれるのでとにかく婦人科で診てもらうことです。

ホットフラッシュ症状が起こりやすくなる

更年期に起こる独特な症状の一つとしてホットフラッシュと呼ばれる症状が見られます。ホットフラッシュは夏でもなく激しい運動をしているわけでもないにも関わらず、顔がほてったり、異常に汗をかいたり、体が熱くなってのぼせる症状のことを言います。ホットフラッシュ症状は周りの環境と自分の意識とは無関係に突然起こることがあり、数十秒で収まったりすることもありますし、数分間続くこともあります。

ホットフラッシュ症状が起こる原因は

ホットフラッシュが起こる原因というのは、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少していることによって、今までコントロールしていた自律神経が乱れることによって起こります。自律神経は血管の収縮や拡張をコントロールする役割を負い、ホットフラッシュが起きている時は血管が拡張して血流が増加している状態です。今まで自律神経をコントロールできていたのが、エストロゲンの分泌量が減ってしまうために、それがコントロールできずにホットフラッシュが起こります。

ホットフラッシュを和らげるためには

ホットフラッシュが起こった時は特に顔や首の部分が熱くなりますので、首筋にウェットティッシュや冷却シートで冷やすようにするといいです。それと共に深呼吸をするとだんだん落ち着いてくるでしょう。突然ホットフラッシュが起きたのであれば、落ち着いて対処すればいいです。

汗を大量にかくのであれば、カーディガンやショールなど風通しの良い服装を着て、熱くなったらすぐに脱ぐことができるようにします。うちわや扇子を用意して、熱くなったらその箇所を仰ぐようにするといいです。

精神面や肉体面に起こる症状

更年期というのは45歳前後から55歳前後の期間で、精神面や肉体面にさまざまな症状が起きることがあります。症状の現れ方は人によってまちまちで、更年期障害と呼ばれるほどひどい症状になる人がいる一方で、あまり症状が出ずに更年期を終了する人もいます。

精神面に起こる症状は

更年期には精神面にいろいろな症状を起こしたりします。特に、イライラしたり、抑うつ状態になったり、気力が出ない状態になったり、睡眠障害を起こしたりします。精神的に落ち着かない状態が続くとこういう症状が起きたりします。精神面に起こる症状はストレスが原因となっていることが多いので、ストレスを解消することをお勧めします。

肉体面に起こる症状は

肉体面に起こる代表的な症状と言えば、のぼせやほてりと言ったホットフラッシュ現象や原因不明の多汗などがあります。その他にも手や足のしびれや肩こり、腰痛などがあったり、生理不順があったり、食欲不振やおう吐・吐き気があったりします。

更年期を迎えた女性で病気を迎えているのではなく、原因不明でこういう症状になっている場合は更年期障害を疑ったほうがいいでしょう。

精神面や肉体面それそれに症状が起こる

精神と肉体はお互いにつながっているために、精神面だけしか症状が出ないということは少なく、症状が出る時は精神面と肉体面の双方に症状が起こります。最初は肉体面で症状が出て行き、そのことに悩んでしまって精神面でも症状が出てくるパターンが多いです。肉体的症状が改善して来たら、精神的症状も改善していきますので、まずは症状を改善することに努めましょう。

女性ホルモンの減少によって太る

若い時はたくさん食べたとしても体重が増えなかったにもかかわらず、更年期に入るとたくさん食べたらすぐに体重が増えてしまうという悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。更年期に入ると体重を維持するのに苦労します。若いころと体重が変わらないにもかかわらず、肉のつく場所が違ったりもします。

中年太りという言葉があるように、更年期は太りやすくやせにくい時期です。その要因は女性ホルモンの減少にあります。女性ホルモンは内臓脂肪が付きにくくしたり、代謝を促進する効果がありますが、更年期に入って女性ホルモンが減少すると、体に脂肪が付きやすくなります。

女性であれば若いころであれば皮下脂肪の割合が多いですが、更年期になると内臓に脂肪がつくことが多くなります。

筋肉の低下によって基礎代謝も低下する

更年期になると体力が無くなってくるわけですが、その要因となっているのは筋肉の低下です。筋肉が低下すると基礎代謝量が高くなりませんので、脂肪を燃焼しづらい体になります。若いころであればすぐに体重が戻ったのに、更年期になると全然体重が戻らないというのはこういう理由があるからです。ジムなどに行って筋肉をつけると代謝量が高くなり、脂肪が燃焼しやすくなります。

食事を抜くダイエットは辞めよう

更年期に入ると太りやすくなるという事実は否めないですが、それだからと言って食事量を制限してダイエットをするというのはやめた方がいいです。食事量を制限しますので一時的には成功する可能性は高くなりますが、それをずっとし続けることは非常に難しく、リバウンドする人が多数です。